福井県坂井市三国町山王・三国神社 三国祭
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一番山車 森町区 坂本龍馬 二番山車 玉井区 朝倉義景 三番山車 北末広区 浅井長政
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四番山車 松ヶ下区 勧進帳「弁慶」 五番山車 上・下真砂区 徳川家康 六番山車 三国祭り保存振興会 
加藤清正
5月19日〈水〉〜21日〈金〉.福井県の三国町で三国祭が行われました.久しぶりの山車が登場するお祭りを見に行こうと,祭りの中日である20日〈木〉に出かけました.
福井からはえちぜん鉄道の電車なのですが,福井まではJRにするか,高速バスにするか迷ったのですが,JR東海道線と違って福井までJR在来線を使おうと思うと,事実上特急「しらさぎ」しかありません.バスに比べると,ずいぶん割り高になるので,バスにすることにしました.
名鉄バスセンター発7時.平日なので,予約なしでも大丈夫だろうと思い,当日朝切符売り場へ.予想通りバスに乗ったのは10名ちょっとでした.
一宮ICから名神へ.ちょうどこの期間「リフレッシュ工事」中で,渋滞の車がランプウェイまではみ出しています.おかげで福井駅東口へは約30分の遅れ.えちぜん鉄道の三国港行きは30分に1本あるので,予定より約30分遅れで三国神社駅に到着です.
このえちぜん鉄道でちょっと驚いたのが二つあります.一つは改札では昔ながらのハサミで切符を切ってくれます.もう一つは,女性の方が乗車してみえるのですが,出発前の車内放送で「アテンダント」といっていたので,「???」と思っていたのですが,無人駅もそこそこあるので,切符の回収と,無人駅から乗ってみえた人への切符の発行.停車駅の車内放送・乗客への案内などで,ドアの開け閉めなどは行っていませんでした.車掌さんとも違うのかな??
両側には,田植えが済んだばかりで水が張られた田んぼと,穂が垂れ下がって金色になっている稲がいっぱいの田んぼが見られました.このあたりは二期作が行われているのでしょうか??
三国神社駅は,普段は無人駅であろう程の駅ですが,この日は駅員さんが数名出て乗降客の整理をしていました.
南に向かって歩くこと10分くらい.まもなく神社というところで,山車に出会いました.大きな人形が山車の上に乗っています.そうそう.2004年に見に行った敦賀の気比神社の「敦賀祭り」の山車を思い出しました.
山車について歩いているうちに,三国神社に到着.正面鳥居の前の道路には,すでに5輛の山車が勢揃い.狭い道路は人と山車でいっぱい.一緒に来た山車は,鳥居から一番遠い場所に止められました.
取りあえず,すべての山車を撮影したあと,神社へ参拝.拝殿の前では氏子さん.行列に参加する方々,御輿の担ぎ手さん方であふれ,拝殿では神事が行われていました.
境内は人でごった返していますが,露店で焼きそば・おでん・缶ビールでお昼にしました.鳥居のあたりで山車を眺めていると,御輿,道行きの行列が降りてきます.その後,山車の巡行となります.
鳥居の下あたりにいたのですが,満員電車並み.無理にその間を通り抜けようとする人もいて,大混雑!!
一番山車が鳥居の近くまで来て,180度方向転換して,出発していきます.次に二番山車.その後御輿や道行きの行列.続いて三番山車,四番山車,五番山車と最後の六番山車が出発すると,やっと鳥居の下の見物人も動き出します.yoshikも石段を下りて,山車を追いかけます.別の道を通って先回りしながら撮影しました.
このあたりは古い町並みが結構沢山残っています.昔の宿場町のような雰囲気が漂っています.「何とか街道」かな??と思って家に帰ってから調べたのですが,特には街道の名前はついていないようです.
祭りは,夜8時頃まで山車が町中を練り歩くようなのですが,三国駅を15時11分の電車に乗って帰りました.福井駅東口を16時30分の高速バスに乗ったのですが,来たときと同じように名神高速道に入ると,渋滞で名古屋着は約30分遅れの20時少し前.
久しぶりの山車の見物で満足でした.できれば夜の巡行まで見たかったのですが,それは別の機会に!!

三国祭りは,石川県七尾市の青柏祭・富山県高岡市の御車山祭と共に,北陸三大祭りと言われ,福井県の無形民俗文化財に指定されています.
宝暦年間(1751〜1763)の「傘鉾・担い屋台」が起源と考えられ,北前船の交易などで三国湊が発展するのに合わせて,次第に曳き山祭りに発展し,大きさも明治中期には高さ11メートルにもなる武者人形などが作られましたが,電線などが町中に張られるようになり,明治後期には高さ6.5メートルに定着したそうです.
山車は,中央に一対の外輪型の大きい車輪と,山車の下に小型の車輪一つの3輪型です.山車の中央を貫く梶棒があり,後ろの梶を横にずらすことにより方向転回をします.
平成22年度は
壱番山車:森町区の坂本龍馬 人形師:岩堀耕治作
弐番山車:玉井区の朝倉義景 人形師:岩堀耕治作
参番山車:北末広区の浅井長政 人形師:岩堀耕治作
四番山車:松ヶ下区の勧進帳「弁慶」 人形師:岩堀耕治作
五番山車:上・下区の徳川家康 人形師:岩堀耕治作
六番山車:三国祭保存振興会の加藤清正 山車の会制作
の6輛が巡行しました

三国祭が行われる三国神社はこちら→Map
「山車とまつり」の三国祭もご覧ください→「三国祭
  
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