水海の田楽能舞
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鵜甘神社 烏とび あまじゃんごこ
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祝詞 阿満 式三番(舞ではありません)
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式三番−三番叟 式三番−翁 式三番−千歳
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高砂 田村 呉服
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羅生門 .
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2014年2月15日(土)。福井県今立郡池田町水海52-20の鵜甘神社(うかんじんじゃ)で田楽能舞が奉納されました。水海の田楽能舞は、数年前から拝観したいと思っていた民俗芸能です。
池田町の振興開発課がこの祭りを見学する人のために、シャトルバスを仕立てています。
福井駅東口10:10→鵜甘神社着11:00。帰りは鵜甘神社発17:00→福井駅東口着18:00。このシャトルバスの費用は3,000円。自家用車を廃車してしまったyoshikにとっては、
1.名古屋からスタッドレスタイヤ付きのレンタカー、
2.JRしらさぎで福井まで。福井からシャトルバス、
3.高速バスで福井まで。福井からシャトルバス。
このうち、費用が一番安く済むのは、高速バスを使う方法ですが、福井駅で乗り換えの時間が20分程度しかありません。しかも、遅延の心配が一番大きいのも高速バスです。雪でも降ったらまずアウトでしょう。が、運を天に任せて高速バスにしました。
でも、運が味方をしてくれて、定時9時50分に福井駅東口に到着。だが、シャトルバスはどこに止まっているのか??探すとなるとバスターミナルは結構広い。西口まで探しに行ったのですが、看板も何もないので、どうしよう!!せっかく定時に到着したのに、ここで乗り遅れたら元も子もない。結局、高速バスを降りた後ろの方に止まっていました。
乗車したのが5分位前。危なかった!!
観光協会の方や、保存会の方の田楽能舞についての、説明を聞いているうちに鵜甘神社に到着。
17時出発。ひょっとしたら最後まで見られないかも知れません。との説明。
取りあえず鵜甘神社に入る。中を見ると、そこそこの人出。拝殿に向かって左側に三脚に立てたカメラが並んでいる。ということで、yoshikも向かって左の、立ち上がっても、後ろの人の邪魔になりにくい、柱の陰に場所を決めました。
まだ時間があるので、境内のテントの中で、昼食のソバをいただく。
開始時刻が迫ってくると、やはりかなりの人出です。午後1時少し前に、下から田楽能舞の保存会の方々が上がってきて、所定の位置に付きます。まず、神事が行われ、田楽舞の「烏とび(からすとび)」から始められます。
以下、「あまんじゃごこ」、「祝詞(のっと)」、「阿満(あま)」の田楽に続き、「式三番(三番叟、翁、千歳)」、「高砂」、「田村」、「呉服(くれは)」、「羅生門」の能舞が演じられます。
17時には出発するので、バスに戻るように。といわれていましたので、16時半頃。荷物を片付けてバスに戻ります。でも、運がよかったのか、最後まで拝観できました。
帰りは、途中物産販売所に寄って、18時。福井駅東口へ。
19時の名古屋行きのバスまで、約1時間あります。駅の構内で軽く食事。22時少し前に名古屋駅に到着。行きも帰りもほぼ定時。お疲れ様。
これで名古屋福井の往復高速バス+シャトルバスで\8,000位。車の運転をしなくてもいいことを考えると、結構リーズナブルかなと思いました。

この田楽能舞は、 鎌倉幕府の執権北条時頼が、諸国行脚の途中、池田の地を訪れたのですが、雪に閉ざされて、しばらく滞在せざるを得なくなってしまいました。村人達は、この地に伝わる田楽を舞って慰めたとか。
時頼はそれに報いるため、村人に能を教えたのが、始まりと云われています。
現在は、国の重要無形民俗文化財に指定され、保存会がその保存、継承活動を行っています。

「山車とまつり」もご覧ください→「水海の田楽能舞」
水海の田楽能舞が行われる鵜甘神社はこちら→福井県今立郡池田町水海52-20・鵜甘神社(Map)
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