長野県下伊那郡泰阜村温田 榑木踊り |
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2006年8月19日(土)長野県下伊那郡泰阜村温田で榑木踊りが行われました. 江戸時代,南山の奥地が「榑木山」に指定され,南山の各村は榑木を年貢として納める「榑木成村(田本,大畑,美佐野,温田,我科,漆平野)」と言われていました.この踊りは慶長年間(1596〜1614)から行われていて,年貢の完納を祝い,神に感謝する祭りとして行われるようになったと云われています. 踊りは,紙片を飾り付けた高さ3m程の「やなぎ」を中央に,その周りで笛,鉦の音に乗って左手に太鼓を持った踊り手がバチで太鼓を叩きながら踊ります.踊り歌は「相戸の庭」,「御薬師様」など数種あります. その様子を見ると「念仏踊り」(参照→「田峯念仏踊り」)の流れを汲むものと思われます. 古くは泰阜村の南山村の六ヵ村で行われていましたが,現在は8月の温田地区,10月の梨久保地区の2カ所でのみ受け継がれています.国の選択無形民俗文化財に指定されています. |
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