愛知県北設楽郡設楽町三都橋・津島神社 参候祭
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2008年11月8日.愛知県北設楽郡設楽町三都橋の津島神社で参候祭が行われました.この祭は,いつ頃から行われるようになったかは,詳らかではありませんが,永禄年間(1558〜1569)に「折立牛頭天王八王子田楽祭」という記録が見られることから,この時期に当初は田楽として行われ,江戸時代初期に七福神の信仰が庶民に広がり,その影響を受け今日のような形になったと考えられています.
七福神が登場して,竈の周りを回っているとき,禰宜から「何者にて候」との問いに対して「参候(さんそうろう),某は…」と答えることから『参候祭(さんぞろまつり)』と言われるようになったと云われています.
祭は,11時半過ぎ,津島神社の奥にある栗島公会堂で巫女姿の稚児が,十一面観音様の前で舞を奉納した後,御輿・蓮台・旗・花籠などを軽トラックに積んで津島神社に向かいます.途中で,蓮台の上で稚児が舞を奉納します.
津島神社の拝殿前の境内に,四方に注連縄を張り,中央に竈・釜,その回りに紙垂をつけた四本の竹,昇り旗が立てられます.さらに,その外側に敷かれた薦の上で舞が行われます.

参候祭についての感想などは「おまつり見てある記」をご覧ください→「参候祭」
参候祭_その1 参候祭_その2 参候祭_次第
稚児行列/湯立て/不動の舞/恵比寿の舞/毘沙門の舞 大黒天の舞/弁財天/太平楽・扇の舞/太平楽・剣の舞/駒/布袋・寿老人・福禄寿/殿面/さいはらい面と獅子/神上次第 .
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参考資料: 北設楽郡史
設楽町誌
早川孝太郎著 花祭 後編 参候祭
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