神戸市長田区長田町3・長田神社 長田神社古式追儺式 | |||||||
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2013年2月3日。神戸市長田区長田町の長田神社で古式追儺式が行われました。 追儺式というのは、元々は平安時代初期に行われていた大晦日の宮中の行事で、鬼払いの儀式です。「鬼やらい(鬼遺らい、鬼儺等とも表記します)」とか「儺(な)やらい」とも云われていますが、節分の起源になった行事で、鬼を払って新年を迎えるという願いが込められて行われていました。 ここ長田神社の古式追儺式は一番太郎鬼、赤鬼、青鬼、姥鬼、呆助鬼と餅割鬼、尻くじり鬼の七匹の鬼。5人の太刀役(童子)、肝煎り(世話人)など旧長田村の氏子数十人が奉仕しして行われます。 これらの人は前日より鬼宿、太刀役宿に籠もり、身を浄めそれぞれの役を務めます。 当日は社殿の前に東西12間の舞台を設け、拝殿正面に泰平の餅、その左右に六十四洲の餅を、拝殿には餅花を飾り正面には影の餅が供えられ、この餅は最後に舞台中央で餅割り鬼によって割られます。 行事は 1.鬼、太刀役、肝煎りが鬼の宿から神社に向かいます。 2.太鼓と法螺貝の音に合わせて一番太郎鬼の登場。藁の松明をもって舞います。 3.赤鬼、姥鬼、呆助鬼、青鬼、一番太郎鬼の登場。同じく右手に藁の松明を持って舞います。 4.餅割鬼、尻くじり鬼が登場。 5.赤鬼、姥鬼、呆助鬼、青鬼、一番太郎鬼の太刀渡し、演舞、太刀納め。 6.餅割鬼、尻くじり鬼が登場。 7.赤鬼、姥鬼、呆助鬼、青鬼、一番太郎鬼のお礼参り。 8.餅割鬼、尻くじり鬼が登場。 9.餅割鬼が影の餅を割る。 古い形を残す貴重な民俗文化財と云うことで、鬼面並び行事一式が昭和45年兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されました。 「おまつり見てある記」もご覧ください→長田神社古式追儺式 |
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