愛知県西加茂郡三好町  八幡車祭礼
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2004年10月17日(日)愛知県西加茂郡三好町の八幡神社の祭礼が行われました.

もともとは,三好町新屋の山王神社の祭礼に上,下,新屋の各地区から計3台の山車が曳き出されていました.ところが慶応元年(1865)下地区の山車が畑に転落する事故があったため上,下地区の山車は八幡神社の祭礼に.新屋の山車は山王神社の祭礼に.と分かれて行うようになったと言われています.
上地区の山車の箱書きに文化7年(1810),下地区の山車の幕箱には文化10年(1813)の記述があることから文化年間(1804〜1817)には山車が祭りに曳き出されていたと考えられます.
山車はいずれ『知多型』を基本にはしていますが,上山の柱は6本で御簾と幕で前後に仕切られていることから挙母の山車の影響も受けています.
また,上山の屋根の上に備えられた捲き藁に提灯を半球形に飾り付けられます.
捲き藁に提灯を半球形に飾り付けるのは,『津島天王まつり』・常滑市『大野祭りの権丸』・半田市『ちんとろ祭り』などの捲き藁船に.また,一宮市の『臼台祭り』の山車に見られます.
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No01:上・下両地区の山車の出会い
No02:2台が揃って八幡社に向かいます
No03:八幡社の境内に到着した2台の山車
No04〜06:火の入った提灯を屋根の上の捲き藁に差し込んでいきます
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No08〜10:提灯が飾り付けられた山車
No12:夜の町を練り歩く2台の山車
No13:役場前の駐車場の山車
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上地区
No14:山車の上山にもお囃子方が乗っています
No15:屋根の上に捲き藁と提灯が3つ飾り付けられています
No18:木鼻状の台輪
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No21:脇障子
No22:前山
No24:八幡社で使う薪も山車と一緒に運びます.
この薪の束は道中休憩の時にも左手に持っている竹を支えにして地面に降ろすことはしません
No25:後楫方
No26:八幡神社では子どもたちが山車の傍らでお囃子を奏していました
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下地区
No29:こちらの山車も木鼻状の台輪です
No30:脇障子
No31:上山.知多型とは違って挙母の山車と同じように柱が6本あります
No32:前山
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No37:直進しているときは内側から外向きに梶棒を押しています
名古屋や知多の山車に比べて梶棒がずいぶん長いです
No38〜39:方向を変えるときはもちろん同じ向きに梶棒を押します
No40:八幡神社に到着した山車は,前輪や後ろ輪を浮かせて井桁に組んだ木片の上に載せます
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参考資料: 三好町誌
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捲藁のついた山車,船をご覧いただくには,右のサムネイル画像をクリックしてください
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