大野祭り04_top

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２００４年５月３日（月），４日（日）の２日間常滑市大野地区の祭礼が行われました．この「大野祭り」は「名古屋型」の山車が３輛と捲藁船が１艘出されます．昨年は昼の本楽を見ましたので，今年は３日（土）の宵祭りである「夜神楽」を見に行くことにしました．日が落ちると，捲藁船の提灯にろうそくの火が入り，それが川面に映えて３輛の山車が待つ大野橋に向かってゆらゆらと上っていくさまは，何とも幻想的で伝統的な日本の祭りの良さを十分味わうことが出来ました．
この祭りは宝暦５年（１７５５）の『尾陽村々祭礼集』に「山車一輛鍛冶町より橋詰迄引渡…」「山車一輛高須賀より右社迄引渡…」とあり，このころにはすでに山車が曳き出されていたようです．

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全長約１０ｍ，幅３．６ｍの双胴船です．１年の日数を表す３６５個の提灯を半球状に配し，１年の月数を表す１２個の赤い提灯（今年は閏年なので１３個）を中央からのびる竿に付けます．
このような捲藁舟は津島の天王まつりと上半田地区のちんとろまつりでも見られます．

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No01：江崎社横の倉庫に並べられた権丸の提灯
No02：月を表す赤い提灯（今年は閏年なので１３個）を中央の竿に取り付けています
No03～06：ろうそくの火が入れられた提灯は１本１本手渡しで運ばれ坊主頭のような提灯差しの穴に差し込まれていきます

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No07～12：船外機を付けた小型の「警備艇」に引かれて三輛の山車が待っている大野橋に向かいます

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←　山車
『唐子車』，『紅葉車』，『梅栄車』
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２００４年以外の大野まつりの様子は，右のサムネイル画像をクリックしてご覧ください

捲藁のついた山車，船をご覧いただくには，右のサムネイル画像をクリックしてください

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参考資料：	「知多の山車まつり」
	「常滑市誌（文化財編）」

　　