静岡県静岡市葵区有東木・白髭神社 有東木の神楽
2007年10月13日(土)静岡市葵区有東木の白髭神社の祭礼で神楽の奉納が行われました.有東木は安倍川の上流の標高5〜600メートルの山間部で,お茶とわさびの里といわれています.この集落の白髭神社の祭礼では,春と秋の2回,少なくとも江戸時代末期には行われていたといわれる神楽が奉納されています.
この神楽は,安倍川,瀬戸川,大井川流域に多く見られる駿河神楽の一つで,現在は「神迎えの舞」,「太刀の舞」,「恵比寿大黒の舞」など16番の舞が伝えられています.舞は,始めは「神迎えの舞」から4番目の「高嶺の舞」までと,終わりは「火の舞」,「神帰しの舞」は順番が決まっていますが,残りは省略されたり,2回舞ったり,順番もその都度変わることがあります.
静岡市の無形民俗文化財に指定されています.
「有東木の神楽」についての,管理人の感想は『お祭り見てある記』をご覧ください→「有東木の神楽」
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白髭神社から見た有東木の集落.斜めに見える道の手前はわさび田です. 拝殿の天井には,ひいなで飾られた縄が,縦横9本ずつで64の正方形が作ってあります
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有東木の神楽_その1 有東木の神楽_その2 有東木の神楽_次第
神迎の読み歌/神迎えの舞/おりんめの舞/天王の舞/高嶺の舞/太刀の舞/太刀三方の舞い/高嶺の舞/恵比寿の舞/八王子の舞/弊の舞 三方の舞/天王の舞/恵比寿大黒の舞/弓の舞/松竹梅の舞/火の舞/神帰しの舞 有東木の神楽の次第とそれぞれの舞の解説です.
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