長野県飯田市  第7回南信州獅子舞フェスティバル
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2014年10月19日(日)。長野県飯田市の中心街で、第7回南信州獅子舞フェスティバルが行われました。
飯田付近には、屋台獅子と云われる、この地方独特の獅子舞の形態が多く見られます。二人立ちの獅子に屋台がくっついているもので、天永3年(1112年)滋賀県坂本の日吉社の獅子舞を伝承した、高森町の大島山瑠璃寺の獅子舞が源流と云われ、現在のような屋台獅子の形になったのは、江戸時代以降と云われています。
獅子頭の後ろに幌幕があり、その中には、獅子を操る人が数人、支柱を支える人、お囃子の屋台まで入っていて、大きな屋台では20人以上もの人が入って、お囃子にあわせて獅子舞をしながら練り歩きます。
伎楽舞楽系の宇天王や能・歌舞伎系の梅王・松王・桜丸が先導する屋台獅子や、お供・眷属としておかめ・ひょっとこ・天狗・赤鬼・青鬼・白狐・猿など。また、おかめ踊りや早乙女囃子が附属することもあります。
「南信州が誇る伝統芸能の獅子舞を全国にPRしたい」と、飯田りんごんの会場で鼎地区の保存会員らが開いていた「THE獅子舞」を発展させる形で、2008年から開催されています。
現在は
・無形の文化遺産として認識し、活用しながら保護継承するためのきっかけづくり
・保存会間の相互理解の促進
・地域活性化への貢献
などを目指しているということで、今年は23団体が演技を披露してくれました。

「おまつり見てある記」もご覧下さい→第7回南信州獅子舞フェスティバル
その1 その2 その3 その4
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